車検前にボディのへこみを指摘されると、「修理は必要なのか」「費用はどれくらいかかるのか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。特にバンパーやドアのキズや凹みは、整備士の判断によって車検の合否を左右するケースもあり、事前の見極めが重要です。
外装の損傷に関して突起や鋭利な損傷がある場合、走行中の安全性に影響を及ぼすとされ、再検査や修理が必要になる可能性があります。放置していたことで、再検査や板金塗装の追加費用が発生し、修理費用が跳ね上がる事例も報告されています。
「最小限の修理で、確実に車検を通したい」「自分の車の状態はどう判断すればいいのか知りたい」そんな方はぜひ、最後までお読みください。今後の整備・点検の参考にもなります。
有限会社岡野自動車は、自動車のキズ・へこみ修理、板金、塗装、車検・点検、販売・買取を専門に行っております。長年の経験と技術を駆使し、お客様の愛車を迅速かつ丁寧に修理いたします。また、中古車の販売や買取も行っており、幅広いニーズに対応可能です。私たちはお客様の満足を第一に考え、信頼されるサービスをご提供することを目指しております。車に関するお困りごとは、ぜひ有限会社岡野自動車にご相談ください。

社名 | 有限会社岡野自動車 |
---|---|
住所 | 埼玉県上尾市本町1丁目3−17 |
電話 | 048-771-1213 |
車検でボディのへこみがあると通らないって本当?まず理解すべき検査基準と通過可否の違い
最新保安基準における「外装損傷」の判断ライン
車検においてボディのへこみが通過の可否に影響するかどうかは、「保安基準」に基づいて判断されます。車両の外装損傷について、主に以下の3つの観点で判断されます。
具体的には、以下のような判断基準が参考になります。
判断基準の項目 | 合格可能性の有無 | 内容の詳細 |
表面の小さなへこみ | 高い | 塗装の剥がれやサビがなければ問題なし |
鋭利な金属片の露出 | 低い | 歩行者に危険を及ぼすため修理が必要 |
バンパーのずれ・割れ | 状況による | 灯火類に影響しなければ合格の可能性あり |
ドアの開閉不良 | 低い | 緊急時にドアが開かない恐れがあるため不合格の可能性が高い |
フレームの歪み | 極めて低い | 走行安定性に関わるため、専門業者での修復が必須 |
このように、へこみの位置・程度・影響範囲によって、車検での判断は大きく異なります。見た目では軽度に見えても、内部構造や安全装置に関係していれば落とされることもあります。安全性をより重視する傾向が強くなっているため、へこみの修復については専門の整備工場に早めに相談することが重要です。
小さなへこみ・浅いキズなら大丈夫?実際の合否基準と注意点
車検で不合格になるリスクが少ないとされているのが、「小さなへこみ」や「浅いキズ」です。しかし、どの程度までが「小さい」とされるのか、その基準は明確に定められていないのが現状です。現場の検査官が実際の車両を見て、総合的に判断することになります。
おおよその目安としては、以下のような基準が存在します。
キズ・へこみの種類 | 合否の目安 | 解説 |
指1本分程度のへこみ | 合格しやすい | 外観上の問題だが、安全性に影響がなければ問題なし |
ドアパネルの小さな凹み | 条件付きで合格 | 鋭利な突起がなければ、審査官の判断で通るケースが多い |
フェンダーの軽度変形 | 合格の可能性あり | タイヤや走行に影響がなければ通過の実績あり |
ボンネットの浅い線キズ | 合格しやすい | 塗装が軽く剥げる程度ならば車検上の問題にはならない |
ただし、見た目が軽度でも次のようなポイントがあると通らないことがあります。
・へこみがシャープで指を引っ掛けると怪我をするような突起がある
・表面のサビが進行していて車体に腐食の兆候が見られる
・へこみの位置が灯火類やミラーの視界を妨げている
このように、見た目だけでは判断できない部分も多いため、車検前には一度専門の整備士に診てもらうことが重要です。民間の自動車整備工場や鈑金塗装業者では、こうした判断を事前に見積もりや点検の段階で丁寧に確認してくれる場合が多いです。
また、ディーラー車検よりも民間工場の方が柔軟に対応してくれることがあり、「通る・通らない」の判断が実際に異なるケースもあります。費用をかけずに済む可能性もあるため、複数の業者に相談してみると安心です。
車検に通らないボディ損傷の共通特徴 光の反射・突起・鋭利な損傷は要注意
車検に通らないへこみやボディ損傷には、いくつか共通する特徴があります。特に外観検査時に目立ちやすく、安全性や走行性に影響を与える損傷が対象となります。
まず1つ目は、「鋭利な突起を伴うへこみ」です。これは検査官が最も警戒するポイントで、歩行者との接触時に怪我をさせる恐れがあるため、車検基準上ではNGとされています。例として、ドアの角部分に深く食い込んだ金属のめくれや、フェンダーの折れ曲がり部分などが該当します。
2つ目は、「光の反射により損傷が強調される位置」です。特にボンネットやサイドパネルなど、光が直接当たる面にへこみや波打ちがあると、検査官の視認性も高くなり、目立ってしまいます。見た目の印象が悪く、車検不合格の可能性が高まります。
3つ目は、「安全装備の作動に影響を与える箇所の損傷」です。最近の車は、衝突安全システムやエーミング(先進運転支援システム)が搭載されています。これらのセンサーがあるバンパー周辺や、レーダーが内蔵されたエンブレム部にへこみがあると、誤作動の可能性があるため、整備不良として不合格になります。
さらに、バンパーの「ずれ」や「脱落しかけ」なども要注意です。見た目には大きなへこみではなくとも、取り付けが不完全だったり、振動で外れそうな状態であれば、検査官の判断で即座に不合格となります。
こうした状況において、自分の車が車検に通る状態なのかどうか不安な方は、以下のセルフチェックポイントを活用してみてください。
車検に通らない可能性があるへこみのセルフチェックリスト
・鋭利な角や突起がある
・指でなぞると金属がめくれている
・ドアやトランクが完全に閉まらない
・ランプやミラーの視界を遮っている
・バンパーやフェンダーが外れかかっている
・センサー部(前後バンパー・フロントエンブレムなど)に変形がある
これらの項目に1つでも該当する場合は、早めに整備工場や鈑金塗装業者に依頼し、必要な修理を検討することが望ましいです。
車検に落ちるリスクを避けるためには、見た目だけでなく構造的・機能的な安全性まで確認する姿勢が求められます。少しでも不安を感じた場合は、自己判断で放置せず、専門家の意見を取り入れることが大切です。結果的に、早めの対処が修理費用の節約や再検査の手間を防ぐことにもつながります。
ボディのへこみを直すべきか?放置リスクと修理を選ぶ判断ポイント
修理しないで車検に通った場合のデメリット!売却査定や事故時の影響
車検で問題なく通過したからといって、車体のへこみをそのまま放置してよいとは限りません。見た目の問題にとどまらず、将来的な資産価値や安全性、整備コストに大きな影響を及ぼす可能性があります。ここでは、へこみを修理せず車検に通過した場合にどのようなデメリットが生じるかを解説します。
まず考慮すべきは売却時の査定評価への影響です。自動車を下取りや買取に出す際、ボディのへこみやキズは査定基準に明確に反映されます。
査定評価におけるボディ状態の影響
外装状態 | 査定への影響度 | 備考 |
キズ・へこみ無し | 査定基準通り(±0円) | 最も高評価 |
小さなへこみ | 数千円~1万円減額 | 修理費用分がマイナスされることも |
大きなへこみ | 数万円以上の減額 | ボディ交換が必要と判断されやすい |
塗装剥がれやサビ | 最大で10万円近く減額 | 修復歴ありと判断される可能性も |
このように、へこみの修理を怠ると車両売却時に本来受け取れるはずの金額を大きく損なうことになります。
これらを踏まえると、「車検に通ったから問題ない」と楽観視するのではなく、車の価値と将来の出費を見据えて、軽微なへこみであっても修理を検討する価値があります。
へこみの放置が危険なケースと走行中の安全性リスク
へこみのあるボディをそのままにしておくと、見た目だけでなく、走行時の安全性や耐久性に大きな問題を引き起こすリスクがあります。とくに、損傷の部位や程度によっては、事故につながる危険性や故障の誘発原因となるため、注意が必要です。
放置によって損傷が拡大する可能性が非常に高いため、早急な対応が求められます。
へこみ放置による被害拡大が懸念される代表例
損傷箇所 | 放置による懸念 | 推奨対応 |
フロントフェンダー | 塗装剥がれ・サビ進行 | 早期の板金塗装修理 |
バンパー | センサー誤作動・落下 | パーツ交換または補修 |
ドア | 密閉性低下・雨漏れ | パネル交換または内側補強 |
トランク・リアゲート | 開閉不良・ランプ誤作動 | ヒンジ部の整備と交換 |
さらに、走行中の振動で部品が外れたり異音が発生するトラブルも実際に起きています。へこみの位置によっては、走行時に空気抵抗が増し、燃費の悪化や操縦安定性に悪影響を及ぼすこともあります。
このように、へこみの放置には複数のリスクが潜んでおり、修理の先延ばしが結果として大きな出費やトラブルに直結する可能性があるのです。見た目の問題にとどまらず、「機能面」「安全面」「整備面」すべてにおいて不利益を被らないためにも、適切な判断とタイミングでの修理を検討することが重要です。
車検でボディのへこみを指摘されたら?その場で取るべき行動マニュアル
通らなかった場合の即時対応手順 再検査・修理・再予約まで
車検においてボディのへこみや傷が原因で不合格となった場合、最も重要なのは焦らずに正しい手順で対応することです。保安基準では、「車体外側に鋭利な突起がある」「走行安全性に支障がある構造変更」などが厳格にチェックされるため、軽微な損傷でも再検査となるケースがあります。
まず最初にやるべきことは、不合格の理由を詳細に確認することです。口頭だけでなく、整備記録に明記されるため、そこに記載された指摘内容を正確に把握してください。
次の3つの対応を段階的に行うことが一般的です。
- 損傷箇所の修理または補修を検討
- 整備工場にて確認・再整備を依頼
- 車検の再検査日程を予約
修理を急ぐ場合はディーラーよりも板金専門業者などの店舗の方が対応が早いことがあります。ただし安さ重視でDIY修理を検討する方もいますが、パテ盛りやスプレー補修などの素人作業は再検査で再度不合格になる可能性が高く、結果として費用と時間のロスになることが多いため慎重な判断が求められます。
再検査の予約は、初回の検査を受けた整備工場経由で再申請するか、自分で陸運支局のWeb予約システムから行うことができます。急ぎの場合は、当日予約可能な整備認証工場を選ぶと対応がスムーズです。
このように、車検に不合格となった際は、指摘内容を正確に把握し、信頼できる整備業者に依頼し、適切なスケジュールで再検査を受けることが重要です。放置すると車検満了日を超え、無車検車扱いとなってしまうため、早めの対応が結果的にコスト削減と安心につながります。
指摘されたが問題ないと言われた場合の判断材料と記録の取り方
車検時に「このへこみ、指摘はしますが問題ありません」と言われた場合、その場で曖昧なままにしてしまうと、次回車検や売却時にトラブルの原因になることがあります。このようなケースでは、正確な記録と証拠の確保が重要です。
まず第一に、整備担当者に「口頭での指摘内容」を正確に確認し、その場でメモを取ることが大切です。軽微な損傷と判断された場合でも、「保安基準上問題なし」との説明を受けた内容を後で振り返れるようにしておきましょう。
記録しておくべき項目
- 該当部位の写真(光の反射で傷やへこみが見える角度を含め複数枚)
- 整備工場からの指摘書やチェックシート(コピーでも可)
- 口頭での説明内容(日時、整備士名、説明の要旨をメモ)
- 車検合格証の写し(損傷があっても合格した事実を示すため)
特に中古車として売却する予定がある方や、リース車両・社用車の場合には、これらの記録が査定時や契約更新時に大きな意味を持ちます。外装に損傷があると「修復歴あり」とされる可能性もあるため、軽微な損傷でも合格した証明があると評価が落ちにくくなります。
判断ポイントチェックリスト
- 車検証に「追記」や「要整備」の記載はないか
- へこみが角やエッジなど、突起物扱いされやすい位置にあるか
- 鋭利な破損ではなく、滑らかで安全性が確保されているか
- ドアやフェンダーに走行中の危険があるような構造ではないか
さらに、保険適用の可否を確認するのも重要です。車両保険に加入している場合、等級ダウンを避けるために自己修理にするケースもありますが、場合によっては保険を使った方が結果的に安く済むこともあります。
このように、車検時に「問題なし」と言われた場合でも、安心せずに記録をきちんと残しておくことで、次回の車検や売却時、そして予期せぬ事故時にも自分自身を守る備えとなります。言葉では残らない整備士の判断を「可視化」し、必要に応じて活用できるよう準備しておくことが、車と長く付き合う上での安心につながります。
まとめ
車検時のボディのへこみについては、見落とされがちですが、合否を左右する重要なポイントとなります。特にバンパーの損傷やキズ、鋭利な突起があると、最新の保安基準に照らし合わせて不合格になる可能性があるため、事前のチェックは欠かせません。
一見軽微なへこみであっても、位置や大きさによっては安全性に直結する判断がされるケースも多くあります。また、通過できた場合でも、将来的な売却時の査定減少や事故時の保険適用外リスクなど、見えにくいデメリットが潜んでいます。
もしへこみが原因で車検に落ちてしまった場合は、再検査までの流れ、再予約の方法を把握しておくことが重要です。費用や作業期間を抑えるためにも、信頼できる自動車整備工場への相談を早めに行いましょう。逆に問題なしと判断された場合も、後々のトラブルを防ぐために写真や整備記録を残しておくと安心です。
放置すれば余計な修理費や手間が発生する前に、正しい知識で行動を始めてみてください。
有限会社岡野自動車は、自動車のキズ・へこみ修理、板金、塗装、車検・点検、販売・買取を専門に行っております。長年の経験と技術を駆使し、お客様の愛車を迅速かつ丁寧に修理いたします。また、中古車の販売や買取も行っており、幅広いニーズに対応可能です。私たちはお客様の満足を第一に考え、信頼されるサービスをご提供することを目指しております。車に関するお困りごとは、ぜひ有限会社岡野自動車にご相談ください。

社名 | 有限会社岡野自動車 |
---|---|
住所 | 埼玉県上尾市本町1丁目3−17 |
電話 | 048-771-1213 |
よくある質問
Q.へこみを修理せずに車検に通ったら、その後に問題はありますか
A.修理せずに車検に通過した場合でも、へこみがある状態での走行は安全性や資産価値に影響します。特に売却時の査定では、同じ車種・年式でも修復歴なしの車よりも最大で数十万円以上減額されるケースがあります。また、事故時には衝撃吸収の不均衡により、想定外の損傷が広がるリスクもあります。安全性と資産保全の両面からも、修理しておく方が長期的には損を防げます。
Q.へこみのセルフチェックで車検不合格を事前に防げますか
A.はい、正しい方法でセルフチェックを行えば車検前のリスク軽減につながります。メジャーやスマホのライトを使って、凹みの大きさと光の反射具合を確認しましょう。目安として、5cm以上の凹みや、鋭くとがった部分が確認できる場合は注意が必要です。特にドア・フェンダー・バンパー付近のへこみは、安全性に関わるため不合格になる割合が高めです。セルフチェックに不安がある場合は、自動車整備工場での事前点検がおすすめです。
会社概要
会社名・・・有限会社岡野自動車
所在地・・・〒362-0014 埼玉県上尾市本町1丁目3−17
電話番号・・・048-771-1213